よくある質問
本製品のIAロボットについて
- Q.業務のロボット化を導入するまでの流れは?
A.
はじめて導入する場合は、下記の流れになります。① ご依頼
業務で解決したい課題やIAロボットに作業代行させたい内容をヒアリング致します。② ソリューション
従来の業務をIAロボットで作業代行した運用をご提案致します。③ 教育
お客さまと取り決めした手順書を元にIAロボットに指示するJobコマンドを開発します。④ 導入
お客さまの環境に設置して動作試験を行います。⑤ 自動運用開始
IAロボットを取り入れた運用を開始します。導入後お客さまは、画面よりIAロボットに指示するだけで作業は代行されます。
A.
監視ソフトウェアで障害を検知した場合、障害に対してコマンドを実行できる機能があれば連携することができます。コマンドとはRobowiser Framework APIで開発されたJobコマンドとなります。開発されたJobコマンドを期待通りに動作させるには、Jobコマンドが動作する環境に影響されますので、ご利用の監視ソフトウェアからJobコマンドを実行する場合の動作環境は、監視ソフトウェアに依存されますので、お使いの監視ソフトウェアのコマンドが実行される動作環境を確認ください。- Q. 既存の監視ソフトウェアから切り替えて同様な監視もできますか?
A.
できます。但し、殆どの監視ソフトウェアは、事前に用意されたテンプレートよりコンピュータリソースを簡単に取得できる操作等を実現されている事と、コンピュータリソースをトレンドグラフで傾向を表示させるなどシステムの稼働状況をタイムリーに視覚的に見やすく工夫された機能がございます。本製品は、人の作業を代理で作業することが目的のロボットソフトウェアですのでその機能がございません。- Q. IAロボットは、海外企業が開発してリリースされたソフトウェアなのですか?
A.
Made in Japan です。日本人の巧みの技術者がゼロから設計と開発したIAロボットです。
企業の特性に準じたお客さまのご要望に応えられるよう日々進化し続けております。- Q. 導入するにあたりIAロボットにAI機能はありますか?
A.
IAロボットのロボットの教育方法は、AI用語の機械学習の一つである[教師あり学習]の強化学習系に分類されます。
これまで人が学習した作業ノウハウを強制的にロボットにローコードで学習させます。
機械学習(Machine Learning)やディープラーニング(Deep Learning:深層学習)で得られる情報は、予測であり正確ではありません。
業務用ロボットへ機械学習等による判断で業務作業を遂行させることはリスクを伴う可能性が大きいと考えております。
さらに機械学習法でロボットに学習させるには、たくさんのデータ量と学習時間が求められます。
業務用のロボットは、指定の命令の作業を正確にきちんと遂行させる事が求められます。
人のノウハウを直接ロボットに教育する方法が、短時間でかつ正確です。
以上のことからIAロボットは、[教師あり学習]の強化学習を採用しております。
尚、AI機能があるシステムで人工知能が判断された指示等の作業を行う事で連携させる事ができます。
また、Robowiser Framework のAPI利用してAI機能があるシステムに組み込む事ができます。- Q. RPAロボット系とIAロボットとは異なるのですか?
A.
よく知られているRPA(Robotics Process Automation)は、一般的にオフィスでの単純な日常業務に焦点を当てた各工程を箱で表現したプロセスの流れをフローチャートで作成して実行することにより ITタスクを自動化します。
IA(Intelligent Automation)ロボットは、これまで人が学習した作業ノウハウを強制的にロボットにローコードで学習させて、その人の代わりに作業するロボットとなります。
単純なプロセスの流れの自動化が RPA で、人(熟練者・専門者)の行動や判断を自動化するのがIAロボットです。
本製品の基本情報について
- Q. RBFビジネスパートナーになるための条件はありますか?
A.
本製品のビジネスパートナーになるための条件は、特にありません。① ビジネスパートナーは無償です。
② 本ソフトウェアの習得及び拡販の利用に限り無償で利用できます。
③ 技術講習会を無償で受けられます。
④ ロボットによる自動化について様々なメリットが受けられます。
RBFビジネスパートナーをご検討される場合は、当社まで お問い合わせ ください。
A.
ライセンスには、RBF基本導入パックシリーズがありパック番号により利用できる機能が異なります。
① RBF Professional基本導入パック 1
② RBF Professional基本導入パック 2 WindowStation Control 機能付き
③ RBF Professional基本導入パック 3 Graphic Pattern / OCR 機能付き
④ RBF Professional基本導入パック 4 WindowStation Control + Graphic Pattern / OCR 機能付き
基本導入パックには、
① RBF Manager×1
② RBF ロボ×2
③ RBF Application Analyzer
④ RBF Utility Command
が標準で付いております。(数量はOSにインストールできる数です)
画面認識でスクリーン表示属性に依存しない表示テキスト文字の検知機能は全ての基本導入パックに付いております。
RBF QuickRoboは、基本導入パック3、4を購入された場合のみ購入することができます。
必要な機能を選択することでお求めやすいライセンス価格をご提供しております。
尚、当社製品 Robowiser Frameworkは有償ソフトウェアです。
- Q. RBFでIAロボットを開発する為の技術講習会とは?
A.
IAロボットを開発する為の技術講習会は当社で実施しております。
講習会を受講される場合は、Ruby、Java、PHP 言語の何れかの言語でビジネス開発を経験された方に限ります。
講習会で使用するOSは、Windowsになります。Linuxをご希望される場合は事前に調整が必要となります。 尚、基本的にWindows OS上でRBFのAPIを開発されたプログラムは、言語のソースの文字コードをOSに合わせて、言語のバージョン等を同じにすることでそのままLinuxで動作します。
- Q. RBF Standard版とRBF Professional版は何が違うのですか?
A.
Robowiser Framework Professional版は、全ての機能をご利用頂けます。
RBF Standard版は、主に監視を開発したい場合に利用します。この為、RBF Standard版には制限があり、基本的なリソースを取得するAPI、及びキーボード、マウス入力を自動操作できるAPIのみご利用することができます。リソースを設定(編集)したり制御(ロボット化)するAPIはご利用頂けません。また通信機能の制限は下記となります。・RBFホストのリレー先の指定は全てプライベートIPアドレスのみになります。FQDNの指定はできません。
・NAT越え機能はご利用できません。RBF Standard版では、正規ご利用ライセンスを取得した場合でも条件は解除されません。
- Q. RBF Standard版とRBF Professional版の評価利用で通信制限はありますか?
A.
Robowiser Framework Standard版 及びRobowiser Framework Professional版の評価利用でRBFホスト間で通信できるIPは、下記のプライベートIPアドレスのみとなります。FQDNの指定はできません。ローカル 127.0.0.1
クラスA 10.0.0.0~10.255.255.255 (10.0.0.0/8)
クラスB 172.16.0.0~172.31.255.255 (172.16.0.0/12)
クラスC 192.168.0.0~192.168.255.255 (192.168.0.0/16)リレーできるRBFホスト数も最大2ロボまでとなります。
NAT越え機能はご利用できません。
RBF Professional版では、正規ご利用ライセンスを取得した場合、条件は解除されます。- Q. 英語版はありますか?
A.
RBF は、英語、韓国語、日本語に対応しております。
PLC MasterRobo、RBF Application Analyzer も、英語、韓国語、日本語に対応しております。
RBF QuickRoboは、韓国語、日本語に対応しております。
本製品の技術的な情報について
- Q. Webブラウザを自動操作させるときの開発にHTMLの知識が必要ですか?
A.
HTMLの知識は基本的に必要ありません。
モニター(ウィンドウ)に表示されているオブジェクト要素(テキスト文字)、グラフィックパターン、またはOCRで事前に取得しているテキスト文字を指定して、その文字やグラフィックパターンをクリックさせる開発となりますので HTMLの知識は基本的に必要ございません。表示されている座標も意識する必要はございません。
Microsoft Power Automate と同じエンジンで UI操作が可能です。
※Microsoft Power Automate はフローチャートでUI操作を開発しますが、RBFの場合は、ローコードでの開発となります。
参考:フローチャートで約3日かかる開発を RBF APIを使用すると約1時間で終わります。
- Q. 推奨ブラウザは何ですか?
A.
Microsoft Edge が推奨ブラウザとなりますが、他のブラウザも同様にUI操作可能です。
- Q. RBF APIで開発するお勧めの言語はありますか?
A.
RBF APIが提供する言語は、Ruby, Java, PHP, C#があります。 既に開発経験がある言語を選択される事をお勧めします。 言語によって下記の大まかな特徴があります。 Ruby 初心者から他の言語開発経験者まで簡単に効率良く開発することができます。 開発経験がない方や小規模の機能を開発する場合、短期開発される場合は、Ruby言語で開発されることをお勧め致します。 Java 開発環境、動作環境(JavaVM)などの固有の知識や開発経験が必要です。 Java言語の仕組みや仕様を理解する必要がある為、Java言語での開発経験が無い方は、Java言語の学習時間が必要になります。 Java言語は、使用する変数宣言の事前記述、コーディング完了後はプリコンパイルしてから実行となりますので開発生産性は、Ruby, PHPより劣ります。 PHP Apache等のWebサーバサイトの組み込み言語ですので、Webサービスとして開発する場合は、PHP言語で開発される事をお勧めいたします。 C# Visual Studio を使用して開発しますので、Visual Studioを操作や設定する学習時間が必要になります。 開発時にVisual Studioのデバッカーが使用できるメリットがあります。 画面を表示するアプリの開発などに組み込むことができますので、独自のUI画面のアプリ開発などに有効です。
- Q. RBFのAPIには、どのようなAPIがあるのでしょうか?
A.
ご提供するAPIの言語は、Windows OSで開発する Ruby, Java, PHP、C# と Linux OSで開発する Ruby, Java, PHP がございます。
C#で開発する場合は、Visual Studio が別途必要になります。
API(Method)には、下記、豊富なAPIをご利用頂けます。・グリッドコンピューティングによるTCP通信リレー、NAT越え
・コンソールコマンドの実行および、出力結果文字列の取得
・各種コンピュータリソースの取得 (CPU, メモリ, ネットワーク使用量など)
・プロセス制御 (プロセスの起動・停止・強制終了)
・ファイルスタンプの編集/サイズ取得
・SMTPによるメール送信 (メール送信認証対応 SSLv3, TLS 1.0~1.3, OAuth2.0 対応)
・POP3によるメールボックス内のメール一覧取得、メール受信、メール削除 (APOP, SSLv3, TLS 1.0~1.3, OAuth2.0 対応)
・Telnet および、SSH による各種ターミナル制御 (SSHv2 対応)
・ファイル転送
・Ping
・タイマー
・テキスト文字を暗号化/復号化
・ログ出力(マルチプロセス・スレッド対応)
・HTTP/HTTPS GET/POSTコンテンツ応答時間の取得 (Cookie編集対応)
※リレー後の終端RBFホストが Windows OSのみ
・SNMP, SNMP Trap による OID の取得 (SNMPv1, SNMPv2 対応) ※リレー後の終端RBFホストが Windows OSのみ
・キーボード入力および、マウス入力 ※リレー後の終端RBFホストが Windows OSのみ
・モニター画面上の表示テキスト文字、およびピクセル表示色の取得、及びグラフィックパターンの検出、
OCRによるテキスト文字の認識など検出したテキスト文字をクリック
・UI Automation を使用した UI操作 (Microsoft Power Automate のUI操作をAPI化)
・モニター画面のウィンドウキャプチャー
・エッジAIカメラの開発・制御
・Windows 新規Excelファイルの作成、既存Excelファイルの編集
・Windows のウィンドハンドルの取得
・Windows レジストリ編集
・Windows クリップボード読み書き
・Microsoft Edge / Google Chrome / Internet Explorer(Legacy) などブラウザに表示された各種コンテンツタグ制御
・Windows / Linux OS のシャットダウン、再起動および、電源起動 (マジックパケット)
・Windows ファイル/フォルダー/レジストリのACL編集
・Windows仕様(MSI等)でインストールされたアプリケーションのアンインストール
・Windows [コントロールパネル]-[プログラムと機能]で表示されるアプリケーション一覧取得
・Windows USBメモリ・ディスクの接続一覧取得、USBデバイスの切断
・Windows PnP接続の履歴一覧取得
・Windows 共有フォルダーの一覧取得、接続、切断
・Windows MSネットワークのコンピュータ名の一覧を取得
・Windows キーボード・マウス操作をロック/アンロック
・Windows 位置情報サービス(GPSセンサー等)から位置情報の取得
・Windows テキスト文字を音声による読み上げ(発声)とスピーカー制御
・Windows 標準搭載の音声認識エンジンへ人の発声入力による制御
・Windows モニターの電源OFF
・Windows ログオン、ログアウト、スクリーンロック、スクリーンロック解除
・Windows リモートデスクトップ画面の制御- Q. LinuxからWindowsを制御・操作できますか?
A.
できます。
その逆として、WindowsからLinuxを制御することができます。
RBFホスト同士の通信で、通信リレー先の終端RBFホストがWindows または Linuxを指定することができます。- Q. エージェントをインストールできないネットワーク機器等を制御できますか?
A.
できます。
ネットワーク機器に限らずデバイス機器を設定するインターフェイスは、一般的にHTTP(Web)、Telnet、SSH、SNMPなど搭載されているはずですので、そのインターフェイスを利用して制御します。
尚、本ソフトウェアのフレームワークはグリッドネットワークですので、コンピュータのリソースを取得するなどのエージェントと言う概念はありません。- Q. Windows アプリケーションを制御できないアプリケーションがありますか?
A.
Windows API(MSDN)の仕様に準じたアプリケーションであれば制御することができます。
RBF APIで Windows アプリケーションをキーボード・マウス入力、または Windows アプリケーションが表示したテキスト文字を認識できるかどうかは、Robowiser Frameworkをインストールすると付随されるRBFユーティリティーアプリケーションのRBF Application Analyzer で目的の制御ができるかどうか確認することができます。確認は、RBF Application Analyzer を起動してカーソルをマウスでドラッグして制御したいアプリケーションの画面上にマウスカーソルを持っていくだけで制御できるか確認することができます。- Q. これまで2名(2台のPC)以上で同時にGUI操作をしていたのを1台のPCに集約できますか?
A.
Windowsは、同時に複数のアプリケーションを実行できるマルチタスクですが、対するキーボードとマウスは1つしかありません。この為、複数実行されているアプリケーションが1つのキーボード・マウスを共有することになり、これまで2台以上で同時にGUI操作をしていたのを1台に集約させて作業させるには、プログラム側(セマフォ等)で回避させる方法となります。
2台同時のGUI操作となる場合は、そのまま2台のPCを利用されることをお勧め致します。- Q. マウスのロールオーバーに対応しておりますか?
A.
対応しております。
画面認識を表示テキスト文字、OCRで文字を取得すれば、表示属性(文字の色、背景色、書体)に関係なく文字コードとして認識します。- Q. リモートデスクトップ画面を操作できますか?
A.
できます。
リモートデスクトップに表示される画面は画像情報のみですので、画像パターン または OCR による認識となります。- Q. Linuxの画面をGUI操作できますか?
A.
できます。
但し、Windows上で 仮想OSソフトウェア等でLinux OSを起動してWindows上に表示されたLinux画面の操作となります。
RBF for Linux版からの制御をお勧め致します。- Q. RBFでキーボード・マウスを自動入力中に人が操作した場合は?
A.
人の操作とRBFでのキーボード・マウスの自動入力でキーボード・マウス入力操作の奪い合いになります。
結果として人の操作に負ける場合が多いです。操作の回数に依存しますが、勝つ場合もあります。
人の操作により自動入力が邪魔されて想定した目的の画面が表示されていない場合はRBFで開発されたプロセス(Jobコマンド)内のAPIは失敗します。 RBFでキーボード・マウスの自動入力中は、人による操作は回避させる運用設計となります。- Q. RBFを100台以上のPCやサーバに短期間でインストールする方法は?
A.
多数のPCやサーバにインストールする場合、表示やユーザによる対話操作は、非常に手間がかかり非現実的なインストール方法となってしまいます。このような場合、Robowiser Framewrokのインストーラーは、対話的な操作なしで自動インストール(サイレントインストール)することができます。- Q. RBFの旧新リビジョン・リリース版が存在する環境ではどうなりますか?
A.
新リビジョンと旧リビジョンとで共存可能です。
但し、RBF APIsで命令したRBF Hostが最新版で終端RBF Hostが古い場合、最新による新しい命令に対する機能が、旧バージョンには無い場合、RBF APIsメソッドは、機能が無いなどのエラーメッセージで失敗します。
Robowiser Framework のリビジョンまたはポイントリリースによるAPIs機能の違いは、RBF 更新履歴でご確認ください。- Q. メーカーメインサポートが切れているOSを制御したいのですが可能でしょうか?
A.
可能です。
Windows XP SP3以上、Linux ES3以上であれば、対応可能です。
但し、インストーラーは別途配布になります。